株式会社 山角興業

工事の流れ

配管工事の流れ

配管工事は、建物や施設において、水道やガスなどの配管を適切に設置、修理、交換する重要な作業です。
これにより、安全で効率的な水やガスの供給が確保され、快適な生活や業務が実現されます。

作業前の準備
ここでどんな工事をしているか誰が見てもわかるように、工事看板を設置します。
工事現場内に誤って人、自転車、車、バイクが入らないように、工事現場のまわりをカラーコーンやコーンバーなどバリケードで囲みます。このことを道路占用(どうろせんよう)といいます。
交通事故が起こらないよう安心して中で作業ができるように交通誘導員さんが交通誘導を行い、見守ってくてれます。
暗い夜間でも電気照明や回転灯で遠くからでも工事現場が視認できるようになっています。

試掘をする
試掘前にレーダーロケーター調査で、地下埋設物の位置と位置深さを出して、路面にマーキングします。 試掘場所が決まれば舗装カッターマシンでアスファルト路面を切断、試掘の際は地下埋設物に損傷を与えないように、地下埋設物付近は必ず手掘りで確認します。
地下埋設物を発見したら、その埋設物の種類・管の位置・口径・深さを確認して記録します。試掘後、試掘結果と図面をもとに実際に配管ができるか検討し、※管割をします。管割後、配管に支障がある箇所では事前に伏せ越し配管等を製作(内作)します。
※配管計画のこと。材料やルート、寸法を計画する。

路面にマーキングする
次回掘削する時や他工事会社が工事する時に誤って地下埋設物を重機で破損しないよう
試掘で地下埋設物を確認したら、道路面に埋設管の種類・位置・深さ・管の口径をスプレーで明示します。
路面にマーキングすることで誰から見てもわかりやすくなり、重機掘削での破損防止につながります。
協議をする(伏せ越し配管)
伏せ越し配管は、他の既設管が配管の支障になる際に下越しで配管をします。
その際に補修スペースを確保するために埋設管同士離隔をとります。
既設管同士の離隔をとることでメタルタッチによる腐食を防ぎ、次回補修するときに必要なスペースを確保できます。
特に水道管の下にはサンドブラスト現象やメタルタッチを軽減するために
砕石入りサンドバックを敷き詰め水道管の沈下を防止してます。
また埋設水道管から漏水した土砂混じりの水が地中で高圧ジェットのように噴出し、他埋設管へ一点に当たり続けることで管に穴があきます。このことをサンドブラスト現象といい、穴から管内へ水や土砂が入るとガスの供給を止めてしまいます。
水道管と交差する部分ではガス管に厚手のゴムシートを巻き、
さらにその上に砕石入りサンドバッグを敷き詰めることで水道管の沈下防止やサンドブラスト現象からガス管を守ります。

舗装カッター(舗装を切断する)
舗装カッターマシンで、アスファルトやコンクリート舗装を切断します。
舗装は3センチの厚みから、5センチ、10センチ、15センチ、20センチ、時には50センチの厚みを切ることもあります。
刃先の表面にはダイヤモンドの粒子がついていて水でブレード(刃)を冷やすことで摩擦熱からブレードを守ることで長持ちし、また切断時の粉塵発生を防ぎ固いアスファルトやコンクリートを簡単に切ることができます。夜間作業では騒音の出にくい消音ブレードを使用し、まわりにやさしい施工を心掛けています。

掘削をする
掘削作業を行う際には、埋設物や架空線、および周囲の状況に注意しながら進める必要があります。特に掘削が深くなると土砂崩壊事故につながるので安心して掘削溝内で働けるよう早目に鋼矢板を地中内にしっかりと根入れし、腹起し・切梁で土留支保工することが重要です。
配管をする(吊り下し)
クレーン車で配管を吊り下しする際には、クレーンが転倒しないよう車体から左右に腕のように出たアウトリガーを最大に張り出し地面に設置することと、接地面が軟弱地盤でないかを確認することが重要です。もし地面が軟弱地盤である可能性がある場合には、事前に敷鉄板を設置することが必要です。敷鉄板は地盤の支持力を向上させるために使用され、クレーンの転倒事故を防ぎ作業の安定性を確保します。
また、作業員が吊り荷を直接つかんで作業していると風や移動時に吊り荷が揺れ、引きずられて墜落したり、吊り荷が人に当たりケガをする危険があります。そのため、吊り荷を安全に持ち上げ下げ、移動するためには介錯ロープを使用する必要があります。吊りに移動時に介錯ロープを用いて吊り荷から3m離れてガイドすることで、接触事故や墜落災害のリスクを軽減します。

配管をする(流れ)
まず、芯出しで対象物の長さや高低差、角度を計測します。
※高低差や角度が大きいものは事前に直管を切管してベンド(曲管)に接合しプレハブ(内作)
を作ります。
溶接前に鉄工職人が鋼管の開先をガス切断機やグラインダーで加工をします。
鋼管同士の接合は地震に強い溶接で行います。
鋳鉄管の場合は溶接ができないため、ボルト締めまたは差込み挿入(GXダクタイル鉄管(耐震管)の場合)によって接合します。
配管をする(開先加工)
ドン付け開先加工は、単純に管同士の表面を溶接するので強度は弱く、一方V型開先加工は管同士の開先を合わせるとV型になり、溶接の溶け込み量がドン付けよりはるかに多いので大地震でも耐えられる強力で品質の高い接合が可能です。
V型開先加工では、適切な角度や形を作ることが求められ、計測するためには開先ゲージを使用されます。開先加工は非常に緻密であり、わずかな誤差でも溶接の品質に支障をきたす可能性があるため、妥協せずミリ単位で正確な仕事を行う必要があります。

連絡工事(既設管と新設官の繋ぎ工事)
連絡工事は既設管と新設管をつなぐ作業です。
鋳鉄管はメカニカル継手ボルト締めを行い、鋼管は溶接をおこないます。
特にガス管の連絡工事では新管内の空気を抜く作業(エアパージ)と旧管のガスを抜く作業(ガスパージ)が大事でパージ不十分で管内のガスと空気が混じったり、掘削溝内に漏洩したガスと空気が混ざることで混合ガス(空気とガスが混合した状態の可燃性ガス)になり爆発しやすいい濃度下で火気使用、溶接、着火元となり得る電動工具を使用すると大爆発を起こす可能性があります。爆発事故を防ぐためにも十分なパージを行い、ガス濃度計を用いて新管内のガス濃度が100%か旧管内のガス濃度が0%を確認することが重要です。接合後も接合不良でガス漏れがないか漏洩検知器や石鹸水等で漏洩検査を入念におこないます。
埋戻しをする
埋戻し材料の転圧不足によって道路が陥没することで、交通事故や人災が起こります。こういったことを防ぐためにも埋戻し材料を厚さ30cmピッチで何層にも分けて、タンピングランマーやバイブロコンパクタ―で入念に転圧をおこないます。
また他工事で掘削機によって埋設管を誤って破損しないための目印として「埋設標識シート」を管上30cm以上の箇所に設置します。
埋戻し完了後は仮舗装で路面を復旧・清掃をし、交通開放後その日の工事が完了します。

舗装工事をする
最後に仮舗装された配管工事跡をきれいに本舗装し工事が完了!