株式会社 山角興業

事業案内

下水道工事

大雨による幹線道路や家屋の浸水被害防止のために大型の雨水管を新設したり、

老朽化したコンクリート製下水管による道路陥没事故を未然に防ぐために開削できない道路下の既設下水管を

管内から補強する管更生を行っています。

亀裂からはじまる劣化




下水管が老朽化や地盤の変動で管に亀裂が入り、内部の圧力や、土圧に耐えきれず管が折れたり、一部に穴があいたり、勾配が変わる可能性があります。
管が折れたり、勾配が変わった場所では堆積物が溜まり下水が流れず、最悪の場合はマンホールやご家庭の排水口から下水があふれ出てきます。
また道路下で管に穴があいた場所では地中の土砂が地下水と一緒に下水管内に流れ込み、知らず知らずのうちに目で見えないアスファルト下では空洞がその空洞も徐々に大きくなり、道路が陥没して通行車両や自転車・歩行者が空洞内に落ちるなどの大事故につながります。
こういったトラブルを未然に防ぐためにも経年劣化した下水管を定期的に調査し、計画的に更新していくことが大切です。

下水道管管更生工事の流れ




下水管の管更生方法により、その管は生まれ変わることができます。この方法は、作業量を最小限に抑えながら改善を実現します。 STEP1では、樹脂含浸ガラスライナーを汚水管内に引き込みます。このライナーは、柔軟性がありながらも強度を持つ樹脂で覆われたガラス繊維から成り立っています。ライナーを管内に配置することで、管の内壁に保護層を形成し、再び頑丈な状態に戻すことができます。 STEP2では、蒸気を送り込み、ライナーを膨らまし管内に密着させるために熱で硬化させます。この方法は、血管をひろげるカテーテル手術と類似しています。 少ない作業量で改善を実現するこの方法は、効率的で迅速な管の補修手法として利用されています。

推進工法 工事の内容



推進工法は、開削作業を行わずに推進管(下水管)の先端に推進機を取り付け、発進立杭に設置されたジャッキを使用して推進管を押し進め、地盤を掘進してトンネルを建設する方法です。 泥水式推進工法は、泥水式掘進機のチャンバ内を泥水で満たし、泥水圧を加えながら推進を行う方法です。この工法では、カッタービットによって土砂を掘削し、泥水として坑外に運びます。坑外のプラントで土砂と泥水を分離し、泥水は再び切羽(掘削面)に還流されて連続的な推進が可能になります。

雨水があふれない工夫

地下にプラスティック製またはコンクリート製の雨水貯留槽を築造したり、雨水幹線管路を追加することで、「雨水の貯留・排出」能力を向上させることができます。 これにより、下水管路のオーバーフローによる道路や建物の浸水を防ぐことができます。
下水のキャパシティを増やす工事は、私たちの生活に安全性、健康性、環境への配慮をもたらし、豪雨や洪水などの自然災害に対する防御力を高める重要な取り組みです。 その結果、住民の生活環境が向上し、より快適で持続可能なコミュニティが築かれることに繋がります。さらに、老朽化した下水管の更新や新しい設備の設置は、下水処理の効率性を向上させ、環境への悪影響を軽減する役割も果たします。 清潔で健康的な環境を維持し、水質汚染を防ぐことができます。これらの取り組みが結びついて、地域全体の生活品質が向上し、持続可能な未来への一歩が踏み出されます。

下水道の重要性

日本で下水道が整備し始められて約120年、上下水道の普及によってコレラやペストといった感染症の拡大が収束に向かい、公衆衛生の向上に大きく貢献しました。
さらにもう一つの大きな役割は雨水を排除し道路や家屋への浸水を防ぐことです。
また下水処理施設によって処理されキレイになった水を川や湖や海に戻すことで貴重な水の資源を確保できます。下水はゴミ箱ではありません。
油や危険物、髪の毛や溶けない紙などのゴミを流すと下水管がつまったり水質汚染につながる可能性があります。みんなで地球にやさしいことをしませんか。

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